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大手病を語る生放送(Utsuさん 2020/4/25 YouTube)

2022年06月05日 10:02

Utsuさんが2020年4月5日に行ったYouTubeの生放送について、ざっくりまとめました。 話している時系列でまとめているわけではなく、整理した形をとっているので、一度等倍速で視聴してから、話の整理などにこの記事を使っていただけたらなと思います。

Utsuさんの大手企業の定義

Utsuさんは大企業を大手企業と中堅企業に分けて考えています。

Utsuさんが口にする大手企業は、日経225企業などの大企業の中の大手企業を指します。

よく分からないなら大手企業行け

一般的な実力の人は大手企業には新卒しか行けない。

大手企業に入れば、第二新卒で転職する場合、斜め下、もしくは業界またいで同じレベルの会社に行くことが出来る。 何年かやって社会の解像度が上がってから、やりたいことをやるのも悪くない。 大手からしか見えない景色もあるから、とりあえず大手に行くのもあり。 しかし、大手の仕事に期待しすぎるなよ、それを分かって大手企業にいけよ。

並のパフォーマンスしか発揮できない人間だったら、給料のコスパはいいかもしれない。

みんな結局褒められたいんでしょ?

学生は結局、有名な会社に入って見栄を張りたいから大手企業に入るんでしょ?

大手病の理由は親が一部原因

親がサラリーマン等の場合、大手は素晴らしいという考えに染まっている人が多い。 というのも、今の就活生の親世代は50代が多い。彼らはバブルを経験した人たち。 つまり、今の就活生はバブルチルドレンが大半。バブル世代は階級にうるさく、業界1位がとにかくいいという考えを持っている。彼らは、業界1位や有名企業などのタイトルにすごくこだわる人間。

そして、就活生にとって、最も評価してほしい人、見返したい人が親。 だから、学生は大手企業を目指す。仕方ないのかもしれない。

外資は新卒で行くところじゃない

Utsuさん自信、外資の大手で大活躍している新人を見たことがない。 しかも、3年以内に新人の半分はやめる。 外資の新卒は弱い。それは、採用も育て方も悪いから。

外資は転職、中途で行くところ。

ほとんどの大手企業は成長速度が遅い

自分の仕事は20年後からしかできない。その時期にやっと高い視点から物事を見られるようになる。 それまでは、ずっと下働き。ソルジャー。

多くの仕事は分業化されている。そのため、工場のラインに配置されるようなもの。それって自分じゃなきゃダメ?? その会社でしか通用しないスキルしか身につかない。

スキルは圧倒的に中堅に負ける。「転職を前提に」と言う就活生が多いのに大手に行くのはなぜか。 大手企業に入社したら、どんどん転職してやるという「とげ」がなくなる。「野心」が無くなる。外で活躍できないように、小さな業務領域をやらされる。飼いならされる。

2、3年働いて入るとゆでガエルになって転職の意識をなくしてぼけっとしたサラリーマンになってしまう。 それが、今の窓際族。彼らだって、新卒で入社した時はきらきらしていた。

30年後は窓際族と言うものが無くなっているだろう。窓際族に行くような社員は全員くびになる時代が来る。

転職偏差値は出口による

今までの転職市場は、ポテンシャル採用的なところがあったけれど、これからは即戦力を採用したいと考える時代になるから、大手企業は若いうちに出ると能力ないから微妙。

大手企業の営業

B to B企業のルート営業は新しい人間関係を作るものではなく、これまでの関係性を深掘りしていく「振興営業」。

確かに大手企業でも、営業職であれば自分の地理的担当領域を任されたりすることもある。 でもそれは大手企業じゃないとだめ?それであれば、中堅企業でやった方が報酬がいい仕事もあるし、独立するときも強い。

夢中になれることを仕事にしよう

なぜ、夢中になれることを仕事にしないのか。 やりがいがあって夢中になれる仕事を選ぶべきである。夢中になれることは楽である、

どんな仕事だったら、週5で8時間働いていけるのか。時には週7で働くことだってある。 成長には夢中が必要。人生を真剣に考えている人は「夢中になれることが何か」考えてほしい。 やりたいことないまま内定を貰うのは、就活は成功だが、人生としては失敗。

ベンチャーについて

ベンチャーキャピタルから出資を受けてやっているところは厳しい。 そういう会社は、政府の緊急融資受けられない、銀行も金は貸さない。 ベンチャー企業総じてダメなわけではないが、今年に関しては持たないかもしれない。 ベンチャーキャピタルも持たないかもしれない。ここから数年は中堅か大手企業を選ぶのがいいのではないか。

その他Utsuさんと視聴者の一問一答

大手企業は幅広い企業の上層部と関われる? →関われない。中堅企業のほうが関われる。確かに銀行は関われるけど。

高学歴だと大手企業に行かないともったいない →それはある。その考えで一回大手企業に行くのもあり。

海外赴任したいから大手に行く →中堅企業の海外赴任は全部自分でできる。逆に大手商社の海外赴任は一人JTBみたいなもん。本社から偉い人が来るからお土産用意して、お店予約して・・・。

大手企業は勤め続けて昇進した時のレバレッジが大きい →でも競争しんどいよ。400人の中で上位数人になれる能力がある?

大手企業のほうが年収が高い →お金の帳尻はどこかで合う。平均年収を信じるのは馬鹿。もらう側の発想ではなく、生み出す側の思考になればお金は必ず帰ってくる。

大手企業はエンドユーザーと対話できる →逆じゃない?