Utsuさん『「やりたいこと」が絶対見つかる自分理解』【要約】【就活】【新卒】【転職】
今回はUtsuさんの書籍
『「やりたいこと」が絶対見つかる自分理解』
についてお話します。
全てを解説するには記事が長くなりすぎてしまいますので、
就活生の参考になりそうな部分を一部抜粋する形でお話します。
この記事を読んだ上で必ず書籍を購入するようにしてください。
全体像
以下、3つのStepで「本当にやりたいこと」を導くのが本書籍の目的です。
Step1:「やりたいこと」探しを妨げる10の思考&習慣
Step2:あなた自身を理解する5つの基本ワーク
Step3:あなたに適した業界・職種を絞り込む最終ワーク
Step1 「やりたいこと」探しを妨げる10の思考&習慣
Step1では、就活生がよく考えるような、一見合理的に見えるし一般的であるが、
本当は間違いである「やりたいこと」探しにおける勘違いを指摘しています。
いくつか例をあげます。
・「好きなこと」と「得意なこと」を混同している
本当にやりたいことは、好きだけでもだめだし得意なだけでもダメです。
好きなこと×得意なこと=やりたいこと なのです。
また、得意なこと(=才能)は英語力や営業力など「スキル・知識」など
後から学んで身につけたものではなく、
情報を集める、分析する、細かい作業をするなど
「自然と他人よりもうまくできて、やり続けていてもストレスになりにくいこと」です。
「スキル・知識」は活用できる分野が限られ、時代の移り変わりによって
価値を失うことがありますが、
「得意なこと=自然とできること」は普遍的なものです。
大事なことは「得意なこと」を把握して、「やりたいこと」をみつけることなのです。
・「楽すぎる仕事」を選んでいる
過去の複数の研究で、
会社内で高いポジションにいる人は部下よりも仕事が多く責任が重いにもかかわらず、
健康で幸福度が高い傾向にある
ことが分かっています。
難易度とスキルのバランスがちょうどいいと、
適度なストレスがかかることでやる気や仕事の満足度が高まり、幸福度もあがる
のです。
Step2 あなた自身を理解する5つの基本ワーク
流れ
Step2では、
①苦手なこと
②好きなこと
③得意なこと
④大事にしたいこと
から「本当にやりたいこと」を複数パターン導き出していきます。
①苦手なこと
能力や意欲が抜群でも、決定的に苦手なことがあるとミスマッチが生まれる
可能性があるので、あらかじめ苦手なことを洗い出します。
例
・1日に何時間まで働けるか
・出勤が不規則でも問題ないか
・職場の人と飲み会に行けるか
・成果主義でも構わないか
など
自分の性質や耐えられなことを明確化しておきましょう。
②好きなこと
好きなことに自分だけのランキングを作りましょう。
③得意なこと
同じく、得意なことにも自分だけのランキングを作ってみましょう。
④大事なこと
大事なこと(価値観)にもランキングを作りましょう。
順位をつける上では、書き出した「大事なこと」と「苦手なこと」
を照らし合わせてみると優先度がはっきりするかもしれません。
「本当にやりたいこと」を見つける
「好きなこと」「得意なこと」で「やりたいこと」がわかり、
そこに「大事なこと」を組み合わせる「公式」によって
「本当にやりたいこと」が浮かび上がってきます。
固定概念を捨て去って、公式から導き出された答えをきっかけとして
自分の中にある可能性を見つめなおすことが大切です。
「好きなこと」「得意なこと」「大事なこと」は1位同士だけではなく、
異なる順位の組み合わせも試してみましょう。
そうすることで異なるパターンの「本当にやりたいこと」が生まれてきます。
Step3 あなたに適した業界・職種を絞り込む最終ワーク
①性格のタイプを知る
「MBTI」診断を行う事で、自分自身の性格のタイプを知りましょう。
・外向型 or 内向型
・五感型 or 直感型
・思考型 or 情緒型
・決断型 or 柔軟型
上記4つの判定から16パターンの特質を導き出します。
例えば私は、
ISFP型(内向型、五感型、情緒型、柔軟型)なので「職人肌」気質
であることが分かります。
あくまで性質であって優劣ではないという点は注意しましょう。
②業界と職種を知る
世の中にどんな業界と職種があるのかを知り、
自分に向いていると感じた業会や職種、職業を書き出してみましょう。
Stepまとめ
以上で自己理解から本当にやりたいことを知り、職業にまで落とし込む
ことができました。
「本当の自分を理解すること」が就職活動を行うにあたっての第一歩なのです。
本当の自分を理解することから、就職先を選ぶことで、
「理想の職場・仕事」にめぐりあってください。
ただし、どんなに理想的だと思っていても、
時がたつと迷いや不満が出てきます。
そんな時に今回行ったワークを振り返れば、
未来のあなたが次に進むための手掛かりとなるはずです。
まとめ
今回は、
Utsuさんの書籍
『「やりたいこと」が絶対見つかる自分理解』
についてお話しました。
今までのUtsuさんの書籍に比べて143ページと
圧倒的に分量は少なめですし、
「人生の目的」のように、大量のワークを課すようなものではなく、
ものすごく就活生の目線に合わせてくれている
(言い方にこだわらないとレベルを合わしてくれている)
と感じる書籍でした。
ですが、本質的な部分はそこまで変えず、
エッセンスを凝縮して届けてくれているとも感じました。
就活にあたっての一冊目には最高の書籍だと感じます。
この書籍を読み、ワークに取り組んだ上で、就活を進め、
さらに高いレベルに進みたいのであれば、
Utsuさんの別書籍、
「適職の結論」と「人生の目的論」を読んでみてください。